機能性と美しさの相関関係

例えば、キッチンの前には、出来た料理を置くためのカウンターをつくるのが一般的ですが、この棚は、何かを置くには、丁度いい高さであることから、いつの間にか、料理以外のモノをたくさん置いてしまいます。

薬とか、文房具とか、手紙といった細々したモノを、です。

これらは、すぐ手に取れる場所であり、かつ、なくなりにくい場所に置きたくなるものだからです。

結果、カウンターに溜まったホコリ掃除がしにくくなるし、飛び散った水や油がホコリに付着して固まり、頑固な汚れと化してしまいます。

おはようございます。

シンプルノートつくばスタジオの櫻井です。

他方、あえてカウンターの上にモノが置けないようカウンターを薄く仕上げてやると、劇的に掃除がしやすくなります。

そもそもその上にモノが置けないし、布巾で拭く時も、いちいちその上に置いてあるものを除けながらしなくていいからです。

洗い物終了と同時に、ササっと簡単一拭きって感じですね。この結果、リビングやダイニングからキッチンを見た時、とってもスッキリした状態に見えます。カウンターの上に生活用品が、一切陳列されてないわけですからね。

ただ、この上に置いてしまいやすい細々したモノが管理しやすい収納を、同時につくる必要もありますけどね。

そうしないと、今度はカウンターの代わりに、ダイニングが物置になっちゃいますからね。

なくていいものはなくす

そして、掃除の手間を省くためには、なくていい部材をなくしてしまうという手段があります。

例えば、カーテンレールです。

そもそもカーテンがいらない窓をつくれば、カーテンレールなんて必要ありません。

結果、この上に溜まるホコリをとる手間を省くことが出来るし、定期的にカーテンを洗う必要もありません。

窓枠やドア枠なども、必ず必要な部材ではありません。

外に出ることが出来る掃き出し窓や、室内ドアに至っては、天井の高さと同じ高さにしてやれば、そもそも枠をつける必要がないですしね。

まず、ドア枠や窓枠がなくなれば、その上に溜まるホコリをとる必要がなくなります。

全て床に落ちてくれますからね。

そして、ドア枠や窓枠がなくなれば、なんとなく家がスッキリ見えるようになります。

空間に凹凸がなくなるからです。

また、窓とドアと天井の高さが揃うことによって空間に広がりが感じられるようになるし、外から入ってくる光量も増えるし、天井まで光が拡散していき、よりいっそう家の中が明るくなります。

これらは、ほんの一部の例ですが、このように掃除を楽にする工夫をすれば、それが自ずと機能性や美しさを高めてくれます。

逆に、至るところに棚をつくったり、飾り棚(ニッチ)をたくさんつくったり、なくてもいい部材をたくさんつければ、その分、掃除も大変になるし、ゴチャゴチャした家になってしまいます。

ということで、機能的で美しい家を目指すなら、家づくりを足し算で考えるのではなく、引き算で考えるようにしてみてください。

それでは、、